作品に込めてる想い
こんにちは。
今回、新しく販売用のジャーナルが完成いたしました。
”森”をテーマにしたジャーナルです。
去年秋をテーマにしたジャーナルを作りたいと思いつつ、作成できなかったので今年こそは!と思い作りました。
使ったペーパーはイタリアのスタンぺリア社の「Forest」というペーパーです。
スタンぺリア社のペーパーはとても美しく、洗練されたデザインが多く、可愛いものから美しいもの、ポップなものまでと様々です。
私の大好きなペーパーメーカー様で、私は販売当初から主にスタンぺリア社のペーパーを使って作品を作成しています。
◇作品を着想するまで◇
私の作品の特徴は統一性と物語性。
なので、作成するテーマを決めたらそのテーマから連想する世界観や雰囲気、物語を想像します。
”例えば今回の新作で考えると・・・
テーマは【フォレスト】【森】
ペーパーにはたくさんの森の動物たち、魚もいる。木の実に、葉っぱ、小さな虫も時々。
足元には落ち葉や木の実が落ちていて、吹く風に葉が舞い、木々を渡る鳥や動物たち。
空を見上げれば悠々と飛ぶ鷹。
少し歩けば川や湖があって魚も気持ちよさそうに泳いでる。
差し込む木漏れ日や葉の鳴る音、すべてが自然の赴くままに・・・”
そんな世界を表現したいな・・と考えます。
◇そして作成へ◇
そこから合うレースやボタン、ペーパーを探して組み合わせてシグネチャーといわれる冊子を組んだら、そこからは装飾です。
ページにコラージュをしたり、ポケットを付けたり、毎回毎回テーマに合わせて工夫しています。
このジャーナルを持って、例えば森へ行ったらどうだろう?
落ちている葉っぱや花を押し花にするために持ち帰る袋とか、散歩をしているうちに思いついたことを書き留めるメモなんかも。
そんな風に作成しながらポケットに忍ばせるアイテムも考えます。
私の場合、ページについてるポケットなどに入れているメモ帳やカードなども、その作品の雰囲気に合うものを入れたり、手作りしています。
実用的に書き込んで使っていただいてもいいですし、鑑賞してもらってもいい。
1つ1つがそのジャーナルの世界に、なくてはならないピースのように考え作ってます。
◆◇私の作品への想い◇◆
一度表紙を開いたらその世界に入って楽しんでほしい。物語が終わるまで、例えば今回の森がテーマだったら「森」を探索するように、足元には動物たちを連れて、サクサクなる葉の音を鳴らし、自然を感じて楽しんでほしい。
映画や童話のように没入感をジャーナルに込めたいのです。
そして本を閉じたときに「楽しかった」「癒された」「素敵な世界だった」と思ってもらえるように。
疲れてしまった時やつらい時など、私のジャーナルの表紙を開いてほしい。
私の作品をお迎えしてくれる方は「鑑賞用です」と言ってくださる方が多いです。
「仕事で疲れて帰ってきたときに、パラパラとめくるのが癒しなんです」
「表紙と連動した世界観が好き」そういったお言葉も頂くことが多いです。
そんなみなさんの言葉に励まされ、より一層物語に誘うようなジャーナルを作成していこうと日々思うのです。
それが私のジャーナル作りの想いとスタイルです。
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